こちらの記事は、【秋葉令奈・インタビュー前編】シャケを持って歌うアイドルの歴史を聞いてきた。の続きです。
前編をご覧になっていない方はこちらから。
天然ピンクの世界観は究極を極めると、水になるんです

――最新アルバム「H2Oぉぉぉぉぉ!!」について聞かせてください!
このアルバムは、水をテーマにした作品になっています。
天然ピンクの世界観は究極を極めると、水になるんです!
まず”命”って、水がないと生きていけないですよね。
天然ピンクというのは”命”とも深く繋がりがあって、これまでの作品にもある心臓や脳の色、北海道名産の生物の色という、”命”がテーマとなったものを映し出しているんです。
そこから、”命”の宿るこの地球の全てが、天然ピンクの世界観に通づるんじゃないかと思ったんです。
宇宙を構成するのに、地・水・火・風・空という5つの要素があるんですが、その中で今回は水をテーマにしました。
なのであと4つ、これらをモチーフにした作品を作って完結させようと思っています。。

完結しちゃうの!?
シリーズを完結させるだけなので!活動としてはまだまだ辞めませんよ。
ちなみに「地」が1st albumの「れなちだよぉぉぉぉぉ!」がそれにあたり、
今回の2枚目が「水」にあたります。
次回3枚目は「火」がテーマになります。
宇宙を構成する地(ち)・水(すい)・火(か)・風(ふう)・空(くう)の五つの要素
2015年(28歳) 2020年(33歳) 2025年(38歳) 2030年(43歳) 2035年(48歳)
と、作品を作り続けていく予定です。
骨になってもアイドルっていうのが目標でして。一昨年おじいちゃんが亡くなって、お骨を拾った時に思ったんです。
おじいちゃんは会社の社長さんだったんですが、色んな大変な思いをして、釧路の経済を動かしてきたんだろうなと感じたときに、私も骨になってもアイドルであり続けようと思ったんです。
だから私は40過ぎてもアイドル辞められないんです!
父親からの影響は大きいと思います

――秋葉さんはCDやライブそのものを”芸術作品”と仰ったり、不思議な世界観をお持ちですが、それにはなにかきっかけがあるのでしょうか?
私の父が北海道で広告カメラマンをしているんですね。
それで、小さい頃から家に、カメラマンが読むような雑誌がたくさんあって、それを読んでいたので、作品を制作者の視点で見るようになったんです。
私はモーニング娘。の辻ちゃん加護ちゃんが好きだったんですけど、MVなどを見て、この子達は本当に自分がやりたい作品に出演出来てるのかな?と思ってたんです。
そこで私は、アイドルの作品を作りたい!そして、そこで自分自身が素材でありたい!という気持ちが強くあったんです。
それで、芸術大学に進学して映像を勉強しました。
大学に入って、現代アートだったり、古典的なものまで本当にたくさんの作品と触れてきたので、そういうところからも、そして大学の周りの人にも影響されているのかもしれないですね。
クリエイティブアイドルの可能性
――自己プロデュースアイドルや、クリエイティブアイドルになりたい!と思っている方に、どんなアドバイスをしたいですか?
まず世間に何を言われても負けないこと!私はまず、自分が作品を見られるということ自体、抵抗感があったんです。
この活動を通じて色んなことを言う人がいたけど、負けずに続けられるかが大切だと思います。
私もアイドルを辞めたいと思ったことが今まで何回もありましたが、まだ表現したい事がたくさんある!という思いで続けられたんです。
悩んだ時は初心に帰ってみて、歩んできた過去に答えがあると私は思っています。

「過去に答えがある」
色んな経験をされてきたからこその名言だね…!
――最後に夢や目標を教えてください!
世界平和です!
皆が笑顔になることで戦争がなくなると思ってるんです。私の笑顔で、世界を平和にしたいという夢があります。
あとはクリエイティブアイドルっていうジャンルを世界に広めて、そういうことが出来る人が増えていけば本当に世界平和につながると思っています。
世界に発信してく為に、外国でのライブも行っています。
外国でも自分の言葉で発信していけるように、今は中国語を勉強中です!現在、毎朝7時~8時に中国語講座をライブ配信しています。


れなちさんが作り出す”天然ピンク”の世界観そのものが、芸術作品なんだね。
世界平和を見据えて活動するれなちさん。
想像もしない形で新しいことをやっていく姿に、ワクワク!
当記事で使用されているテキスト/画像の無断転載や直リンクはご遠慮ください。