今回は「本物の2次元アイドルを目指す」をコンセプトに活動するyoumenosayにインタビュー。
デビューから1年経った今、結成に至った経緯、これまでの活動について聞いてみると、メンバーの活動に対する思いや本音、そして1年間の進化が垣間見えました!
1stアルバムのリリースとそれに伴うツアーを経て、10月にSpotify O-Crestでのツアーファイナルを控えた今しか聞けない彼女達の想い、最後までお楽しみください!>
youmenosay プロフィール
自分達のリアルなアイドル活動を原作に、ノンフィクションでのアニメ化を目指すアイドルユニット。
ライブでの活動はもちろんのこと、アニメ化という夢に向けて、メンバーのキャラクターデザインや、SNSでの4コマ漫画投稿、コラボカフェイベントの開催、などなどセルフプロデュースならではの自由な企画を行い多岐にわたって活動している。
youmenosay誕生の経緯
ーーセルフプロデュースで活動されているyoumenosayさん。
北郷可恩さんがプロデューサー兼リーダーをされているということですが、どのようにグループが誕生したのでしょうか?
可恩:「自分のやりたいアイドルを作ろう」という思いがずっとあって、なんとなく「二次元」や「漫画」や「イラスト」をやりたいという断片的なアイデアがあったんです。
違うアイドルオーディションを受けていた時に、ゆまちゃんと出会って「セルフプロデュースのアイドルをやりたいんだよね」という話をオーディションの後にしてたんだよね。
そのオーディションは二人とも落ちちゃったんですけど、その後アイデアをパッとまとめた企画書を持って、ゆまちゃんを遊びに誘ったのがきっかけですね。
ーーそこで遊んでる最中に企画書が出てきたと!?
可恩:「怪しい者じゃなくて、ちゃんとしてるよ」っていうのを分かってもらいたくて(笑)
ゆま:やりたいという話は聞いてたので、企画書を持ってきてくれて「本気で考えてくれてたんだ」って。
可恩:でもその時は「二次元をテーマに」ってほどコンセプトが固まってたわけじゃなくて、イラストやアニメから着想を得た活動をするってことぐらいしか決まってなくて。
ゆま:「自分達の”好き”をグループに活かしたいよね」って話してました。
可恩:そこで「もう1人メンバーを入れたいね」って話してた時に、ゆまちゃんがさりちゃんの事を教えてくれて。
ゆま:さりちゃんとはまた別のオーディション合宿で見かけて、「この子かわいい!」って思ってSNSとか見てたんです。
ーーということはさりさんはヘッドハンティングされて入られてたんですね?
可恩:駅前で文章を考えて、DMしたんだよね。
ーそのDMが来た時、どう思いました?
さり:あっ、怪しい〜って(笑)
可恩:ちゃんと丁寧に文章作って、怪しくないアピールもしたんですよ(笑)
さり:でもゆまちゃんの名前があったから、大丈夫だと思いました。私、ゆまちゃんの配信に星投げてたので。(※星…無料で応援できるギフト)
ゆま:え!?今初めて知った!?
さり:配信も見てたから信用してて、お返ししましたね。
可恩:そう、すぐお返事くれて、じゃあ新宿で会いましょうってなったんですよね。
ーーそこから、二次元のコンセプトが固まったのはいつ頃なんですか?
可恩:みんなアニメ好きってことが分かって固まっていきましたね。
私自身、自分でアニメ作りたいとか、アニメの制作会社に就職しようかな、とかやりたいことがあったんですが、「このグループでこのコンセプトなら色んなことが実現できそう!」って思ったんです。細かいコンセプトは最後みんなで決めていきましたね。
ーー皆さんどんなアニメが好きなんですか?
ゆま:ラブライブシリーズが好きです。スクールアイドル系ですね!
さり:私は少女漫画系で、暁のヨナとかが好きです!
可恩:私は真逆でマクロス、ガンダムみたいな男の子趣味なものとか、人間ドラマが好きです。
ーー皆さん系統が違うのもオムニバスっぽくていいですね。
可恩:みんなの良さ、好きなものを融合してできた感じはあるなと思います。
ーーTwitterでは、メンバーの皆さんがキャラクターとなった四コマまんがを投稿されていますね。
可恩:ネタは漫画家さんが脚本を考えてくれています。
メンバーの意見が反映されているというよりかは、キャラクターとして登場してる感じです。
ーー結構尖ったことも言ってますよね。
可恩:あれはバズるためのコンテンツとしてやっています!
メンバーそれぞれに理想のアイドル像もありますし、コンセプトを崩さないように慎重にコンテンツを出している部分もあるのですが、やっぱりバズりたいじゃないですか(笑)でもバズって分かりやすく突拍子もないコトやヘイトが好きだったりするんですよね。
そういうことを考えた結果、マンガ家さんセンスでやりたいなと思って始めました。
さり:尖ったこと言い過ぎて、たまに大丈夫かなって心配になります(笑)
ゆま:私たちもファンの方が見るのと同じ時間に見てるので(笑)私たちが言いたいことというより、あくまでコンテンツとして楽しんでもらえたらと思います。
可恩:四コマまんがをきっかけに、youmenosayを知ってもらえたら嬉しいですね。
『チャレンジ ゆめのせい!』について
ーー1stアルバムの売り上げ枚数によって様々な企画が行われる『チャレンジ ゆめのせい!』をされていますね。
ゆま:内容が濃いよね(笑)
ーー400枚で「ゆめのせい、脱ぎます」
3人:あー(笑)
可恩:これは、ノーコメントで(笑)
ゆま:何するかわからないですよ、靴下いっこ脱ぐでも「脱ぐ」ですからね。
ーー450枚で、地元凱旋ツアー
可恩:私は東京出身なんですけど、ゆかりのある土地は鹿児島です。なので無理そうだったら東京でやります!
さり:私はつまんないんだけど、いちごの国出身で…
可恩:そんな前振りできるようになったんだ、成長したね(笑)
ゆま:私は島根県で、おじいちゃんおばあちゃんが隠岐島に住んでるんですよ。小さい頃からよく行ってるんですよ。でも人口が少ないし、ライブハウスとかもないから、「凱旋ツアーどこでやるんだろう……?」っていう。
さり:電気とかあるの?
ゆま:電気は流石にあるよー!
さり:じゃあライブできるね!
可恩:おじいちゃんちでやればいいんじゃん?
ゆま:変な人形とかいっぱいあるけど大丈夫かな?
ーー縁側をSチケとかにしましょう(笑)
ゆま:ついこの間、初めておじいちゃんにアイドルやってることを打ち明けたんです。
わりと真面目に生きてきて、アイドルをやってると思われてなくて。普通に就職とかしてると思われてたので、おじいちゃんからしたら「え?」って(笑)アイドルって何するの?みたいな感じで。YouTubeとか見せても、「盆踊りしてるの?」って。でもすごい応援してくれてます。
ーーだからこそぜひ生で見てほしいですね!
可恩:どこでやろうかな……スナックとか、カラオケとかでやる?
ゆま:あるかなあ……?島にスーパーも2つしかないんです
可恩:(スマホで調べる)カラオケボックスはないかも……やっぱおじいちゃんちが良いかもね(笑)あと区民館とか?
ゆま:そうなると逆にめっちゃ広いかも!
可恩:それか空港の前で路上ライブとかでも面白いかもね。
ーー500枚で主催野外フェス
可恩:急にちゃんとした企画…!ずっと「やりたいね」って話はしてたんですけど、すごく大変だろうなとは思ってて、未だにやりたくないなって思ってます(笑)
ーー主催者の負担は凄そうですよね。
可恩:ブッキングとか誰がやるねんと。私はやりたくないので、誰かを雇います(笑)お金の力を借ります!!
ーー野外フェスだからこそできることもありますよね。
さり:水撒きたい、酒撒きたい!
可恩、ゆま:酒!?
さり:お酒撒きながらサークルしたい!それぐらい面白いことやりたいよね。
デビューから1年、印象的な出来事は?
さり:濃すぎてどれをあげたらいいかわからないです。
でも、去年の10月くらいにやった「なかよしフェスティバル」というイベントが印象に残ってます。
可恩:配信イベントの結果で、どのステージに出演できるか決まるイベントだったんです。皆さんのおかげでやりたかったことができて、ステージでお返しできたんじゃないかなと思います。
セルフ活動だし、事務所に所属もしてないから大きなフェスに出るのは普段難しいんですけど、運も縁もみんなの頑張りも全部が詰まってて、いいイベントだったなと思います。
さり:O–WESTに立たせてもらって、人が多すぎてびっくりしました。私はこのグループが初めてのアイドル活動なんですけど、大きな会場でやれたのはすごく心に残ってます。
可恩:活動から1年足らずで Spotify O-WESTに立てたのは、すごく恵まれてるなって。
さり:自分たちだけであそこまで行けたらいいなと思ってます。
ゆま:他にもこの1年でいろんな企画をやったので、本当に濃い1年でした。
可恩:二次元的なことをやってるから、いろんなことがやりやすいんです。コラボカフェをやってみたり。
ゆま:バスライブ、路上ライブとかもやったね。
可恩:路上ライブとか昔からあるものですけど、いま意外とやってる人少ないんですよね。でもアイドルファンだけじゃなくて子ども、アニメ好きなどいろんな人に気になってもらえるチャンスだなって。あとタダでできるし!(笑)
ーー確かに!それこそ通りすがりのお子さんとかの目も惹きそうですね!
ゆま:「プリキュアだ!」って言われるよね。
可恩:あと原宿とかでやると海外の方も盛り上がってくれるんですよね!嬉しかった!
ーーそういった企画とかって、どういう経緯で決まっていくものなんですか?
可恩:みんなで相談しながら企画を考えてます。日々面白いことをみんなで探してます。
運営さんがいるグループだとダメなことが多いけど、セルフだからこそ何もないから、自分たちのやりたいことを提案できるんです。
それこそ、路上ライブで山手線ツアーをしたんですが、普通は思いついたとしても「怒られるかも?」とか気にしますけど、それを恐れずにやってみよう!ってなれる面白さがありますね。
ーーユーチューバーみたいな雰囲気がありますね!
可恩:確かに!
ゆま:企画でバンジージャンプしたもんね。
可恩:去年の夏に、RT企画で600RTいったらバンジージャンプするっていう企画があって。無事達成して、みんなで飛びました。しかも、「一緒にやりたい」って言ってくれたファンの方にも飛んでもらって(笑)そういう突拍子もないことをできるのがセルフの良さだなって思います。
ーーやばすぎて没になった企画とかあるんですか?
さり:どうにかしてやってきてるよね。
可恩:やれる方向に持っていってる、人に迷惑をかけなければいいかなって(笑)面白いこと思いついたらすぐグループラインで共有してますね。
ーー1年活動してみて、変化したことはありますか?
さり:自分自身が変わった。自我が芽生えてきました。
可恩:さりちゃんは育ちが良くて、何も知らないで生きていた赤ちゃんみたいな感じだったんですよ。
ゆま:変な大人に騙されないかな?って(笑)
可恩:「私たちが見守らないといけない!」って感じで。会場に辿り着けるかも心配で親みたいな気持ちでした。
さり:やばかったよね。
可恩:今日まで生きて来れたのが奇跡みたいな。世間知らずみたいなこともあったんで、人としてしっかりしたなって思います。
さり:まだ勉強中です。人間の汚い所とか、芸能界にありふれてるなって。それを見て、「こんな人間もいるんだ」というのを学ばせていただいています。
ーー大人の汚いところを見てきたんですね(笑)逆にメンバー皆さんの変わらないところはなんですか?
可恩:みんな良い子で真面目です。アイドル活動だけではないですけど、一個のことをやるってなった時に頑張って真剣に取り組めるってすごいなって。みんな好きだからこそ出来るんだなって。時には目標を見失ったり、「何のために頑張ってるんだろう」ってなる時もありますけど、アニメ化を目標に頑張れる真面目さや強さは最初出会った時から変わってないなって思います。
最後に1stアルバム『START』の見どころをお願い致します!
可恩:1年間やってきた曲の詰め合わせで、新曲が2曲入ってます!曲のコンセプトも色々あって、これを聞いてもらえれば、「youmenosayってこんなグループなんだ」ってわかる名刺のような一枚だなと思います。
さり:一押しの曲は3つあって、『君はふわふわ』と『taikutsu』、『何かになれたなら』です!超超超良いので、いっぱい聞いてランキング入りさせて欲しいです。
ーー好きな歌詞はありますか?
さり:『君はふわふわ』の、
「ねえねえ聞いて今週はここのマカロンが食べたいの」
とか、歌詞全体を通してTHE・カワイイ女の子の雰囲気が詰まっていて、めちゃくちゃ好きなのでたくさん聞いて欲しいです。
ゆま:私がアルバムの中で一番好きなのは、初期からある曲の『白いサイリウム』です。
あと新曲「Dream Parade」はきゃのんちゃんのこだわりが詰まってるし、この曲を聴いたらグループの良さが伝わってくるなと思います。
可恩:とにかくいっぱい聴いて欲しいなと思います!
ファンの皆さんに伝えたいことは?
可恩:言いたいことはいっぱいありますけど、とにかく「いつもありがとうございます」の気持ちです!
ゆま:youmenosayのことを好きで応援してくださっている方に感謝の気持ちでいっぱいです。これから恩返ししていきたいです。
さり:アルバムも、みんなのおかげでできた1枚だと思うので大事にしていきたいです。
可恩: ファンの方、関係者の方、youmenosayに関わってくれる人がすごく増えて、面白いと思ってくれたからこそ今があるなと思います。アルバムも1曲1曲生音で録ったり、こだわりが詰まっているのはそういった支えがあってできたことだと思います。
一つ一つ感謝して、これからもyoumenosay頑張ります!!
インタビュアー・文:ふたりはリバース 堤
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