Jams Collection、”願い”と”想い”を乗せた新体制お披露目LIVEで最高のパフォーマンスを展開「誰も想像していないくらいもっと大きい舞台を作っていけるように」

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Jams Collectionは、小此木流花(るーるる)、大場結女が新たに加入、8名新体制となり、これから前へ進んでいく。そのジャムズが6/23にZepp Nambaにて大阪でのお披露目LIVEを開催し、計13曲、全身全霊のパフォーマンス。今回はその様子をレポートでお届けしたい。

Jams Collectionの新たなスタートを見届けようと会場には多くの人々が集まった。Jams Collectionはこれまでも特別な瞬間を届けてくれていたが、この日もきっと最高の時間を過ごさせてくれるはずという強い期待感が、多くの人から満ち溢れていた。

この日は梅雨にも関わらず、晴れで天気にも恵まれた。いよいよ新体制を迎え入れるような感覚。全てにおいて、Jams Collectionの準備は整った。

開演時間になり、ジャムズお馴染みのオープニングSEが流れると、新メンバーの小此木流花が「新しいジャムズと最高な思い出作ろうなー!」と煽り、会場をさらに期待で膨らませる。そして、メンバーがゆっくりと登場。アーティスト写真でも着用している、ベビーピンクにキラキラの装飾が付いた新衣装を身に纏っていた。ステージ最前列で8人が横一列になり、クラップを開始。温まっていく会場。こうしてジャムズの新体制が姿を現した。

ジャムズの努力を体現しているような疾走感に満ちたサウンドで、夢を追いかける自身と重なる歌「疾走ドリーマー」で大阪・お披露目LIVEは開幕。サビで<夢と出逢って 希望になって 迷いながら走るんだ>と、今までのジャムズの歩みを回想させるようなフレーズに、メンバーの心が乗っていく。円陣になり手を合わせる振りや、勢いよく手を振るダンスも活力が漲っている。落ちサビでは大場結女から一宮彩夏、そして神楽胡音へと気持ちのこもった歌唱で繋げていった。<夢に近づいている>と、自身にもファンにも言い聞かせるように、メンバーがファンを見つめながら歌い、踊って、1曲目を終えた。

キュートかつ爽やかなアクトを展開し、ヒートアップを促すナンバー「あの日のメリーゴーランド」で、早速8人のシンクロ率の高さを見せ付ける。続いて、イントロで大きくCO2が放射された後、気合の入ったクールなパフォーマンスで魅了、盛り上がりをより一層高めるキラーチューン「絶対必勝ラブゲーム」でギアを上げていく。

最初のMCでは、自己紹介を行ってさらに盛り上がった後、次のブロックへ。

まずは、ステージ初披露となった「独占オンステージ」をドロップ。キャッチーでテンションが上がる曲であるが、低音が響くのもこの楽曲の特徴。メロディーに乗りながら、お互いが見合ったり、応援団のように前後左右に両手を振ったりと、ダンスもとてもキャッチーで楽しい。そんな姿を見て、ファンの気持ちがもっと上がっていく。終盤では津代美月から小此木流花と、旧知の二人が歌い繋ぐ。最後までノリノリのアクトに、フロア全体の気持ちが昂っているように見えた。この楽曲もまたステージ映えする素晴らしい曲。これからどのように成長していくか、楽しみである。

続いて、”アゲアゲ”と間違いなくテンションを上げるサマーナンバー「サマサマサマーはアゲアゲで!」。イントロ部分が長くアレンジされ、コールアンドレスポンスとして、”男子ー?” “女子ー?” “全員ー?”と声を聞いていった。大きなステップをはじめとする開放感のあるアクト。それに呼応するようにオーディエンスが身体とサイリウムを大きく揺らして、熱狂を生み出していた。“オーオーオー”と一緒に歌うパートでも声を出し、テンションを”アゲアゲ”に。直前に控えた夏が、この曲を聴いたことでさらに楽しみになった印象だ。

次は恋愛と野球が掛かった楽曲「ノーヒットノーラブ」を披露。野球にちなんで、バットを振ったり、ボールを投げたりと印象的な振り付けながら、全体的に品やかで皆の心を打つ。曲中にはサインボールを客席に投げ、楽しみを増幅させていた。

さらに、全員を虜にするほどラブリーが溢れる楽曲「スキスキリフレイン」を投下。キュートさが詰まったこの中毒性のあるナンバーを、乙女らしさ全開で繰り広げる。<シャキーン!>と手をナナメにした振り付けがとても愛らしい。曲中にはシャボン玉が飛ばされ、美しい光景とメンバーの愛愛しさがクロスオーバーし、全員をメロメロにしていった。

MCを挟み、さらなる新曲の披露へ。

8名体制となってすぐにティザー映像が公開された新曲「君色花火」を初披露。ピアノの美しい旋律が奏でられ、”夏の恋心”という情景が容易に思い浮かぶ一曲だ。
綺麗に舞いながら丁寧に歌い上げる。恋模様を描いた歌詞や、花火をイメージした振りが、8名を端麗に写し上げていた。ジャムズが広げる表現の世界に皆が入り込む。この楽曲も夏にピッタリな楽曲のため、今後のステージも楽しみだ。

続けて、勢いがさらに増す中でノリノリになってさらに盛り上がりに拍車をかけた「Ready→NOW!」、赤いレーザーが照射されたステージで、キレキレのダンスをしながらも、時に止まるなどの”静”と”動”を意識した、ジャムズの中でも最も難易度の高いといえるパフォーマンスの「Let me down」でより魅了していった。
加えて、ライブの人気曲であり、ファンがサイリウムをくるくると回しながら一層盛況する様子が見られた「最先端フォーミュラー」、夏夜の清涼さと儚さを描くしっとりとした名曲「サマーポップ」を届けていった。

この大阪・お披露目LIVE最後のMCでは、一人ひとりがコメントを残していった。抜粋して新メンバーのコメントをお届けする。

大場結女「加入してから今日まですごく短い期間の中で、リハーサルだったり、MV撮影だったり、色んなお仕事をメンバーと、そしてスタッフさんとさせて頂いて、すごく短い期間だったんですけど、その中でもすごくグループのことだったりとか、みんなのことがすごく大好きになって、もう既に大切な存在だとすごく思っています。皆さんから見ると、まだ8人体制というのは慣れてないと思うんですけれど、徐々に8人体制のJams Collectionも受け入れていただけるように、精一杯頑張りたいなと思っていますし、今日こうして出会えた皆さんとはすごくご縁があるんだろうなと思っていますので、これからも末長くJams Collectionと一緒にたくさんの夢を叶えていけたら嬉しいなと思っています。まだまだ新米者ですが、これからよろしくお願いします」

小此木流花「みんなからしたら、るーるるって人、またアイドルやるんだ、ジャムズなんだ、ってそれだけに見えているかもしれないけれど、それに至るまでにはたくさんたくさんの時間を過ごして、悩んで、アイドルをすることもまたツシ(津代美月の愛称)と同じこのグループでやることもすっごいたくさん考えて、中途半端な気持ちで決めたことじゃないから。るーのことを今まで好きでいてくれたみんなも、ジャムズに入ってから知った、ジャムズ大好きなみんなにとっても、るーが入ったことが正解になっていけるように頑張っていきたいし、今ここにいるみんなが誰も想像していないくらいの、もっと大きい舞台を作っていけるように頑張りたいと思っているので、まだまだダメなところはたくさんあるけれど、これからいっぱい頑張ります」

このように感謝と思いの丈を述べた。

そして、このLIVEの最後にお届けしたのは、重要な局面で歌い続け、これからこの8名で夢に向かうことを誓った、ジャムズのアンセム的な楽曲「NEW ERA PUNCH!!」。叶えたい夢への”願い”と”想い”を込めた懸命なアクトを魅せ、この8名でのさらなる躍進を誓うような感情が伝わってきた。全員で『ジャムズー!』と掛け声をし、ステージ、フロアが一つになっていた。最後に金テープがバズーカにて発砲され、歓声が沸いた。ラストまで一生懸命さを貫いたジャムズ。最後の最後には、マイクを通さず、観客へ挨拶をし、新体制最初のLIVEは幕を閉じた。

Jams Collectionは2021年に華々しくデビューしたあと、様々なことを経験した。それは嬉しいことも感動したこともあったし、悔しいこともあった。ただ、これまでメンバーの全員がひたむきに、真摯にグループへ向き合ったことで今があるといえる。そして皆がグループへの愛がある。それはファンも同様だろう。このLIVEから小此木流花、大場結女という力強いメンバーが合流してくれたことで、より一層、ジャムズは前に進めるはず。今までの全員の想いを胸に、夢に向かって道を歩んでいく。そんなJams Collectionを応援していこう。新たに描きはじめた新章では、もっともっと最高の景色を見させてくれるはずだ。

なお、6月30日(金)には東京・Zepp Diver Cityでもお披露目LIVEが開催される。東京ではどのようなステージを展開するのか、今から期待しておきたい。

【セットリスト】

オープニングSE
M1 疾走ドリーマー
M2 あの日のメリーゴーランド
M3 絶対必勝ラブゲーム
M4 独占オンステージ(初披露)
M5 サマサマサマーはアゲアゲで!
M6 ノーヒットノーラブ
M7 スキスキリフレイン
M8 君色花火(新曲)
M9 Ready→NOW!
M10 Let me down
M11 最先端フォーミュラー
M12 サマーポップ
M13 NEW ERA PUNCH!!

TEXT:石山喜将
PHOTO:ポテ ヤマムラ

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